共依存

共依存とは

1980年代にアルコール薬物依存症の治療をしているソーシャルワーカーや心理学専門の人が、依存症の家族、配偶者などに特徴的な病理があると考えるようになり、それを「共依存」と名付けました。

共依存とは、「他人と自分の境界線をうまく引くことができず、必要とされることにより、自分の存在を認められること」、すなわち「必要とされることが必要なこと」といえます。

人間関係の嗜癖といわれます。嗜癖とは、「分かっちゃいるけどやめられない」状態です。

母親は時として共依存になりやすい

母と赤ちゃんの関係は、「必要とされる必要」といえば、その通りだと思います。

そのような赤ちゃんと母親の関係は、共依存なのか?

赤ちゃんを産んだ母親は、寝ても覚めても赤ちゃんの様子を見ております。赤ちゃんを生んだ時にお世話するようなホルモン(オキシトシン)が出ているようです。「オギャー」と泣けば、お腹が空いたのか? 暑いのか寒いのか?それともウンチなのか?いつも赤ちゃんのことを自分のことのように気にしていないといけません。そんな時、母親の世話なしでは赤ちゃんは死んでしまいます。赤ちゃんは全面的に母親に依存しております。母と赤ちゃんの間には境界はありません。

ただ、問題となるのは、時として母親は赤ちゃんの時のように子供のお世話を手放せないことです。本人の成長をみて、だんだんと手を放さなければいけません。手を放せないと子供をペットか趣味のように支配して、子供の人生を生きるようになります。

そのようになるとお互いが苦しくなり、共依存状態になってしまいます。

なぜ共依存が問題か?

共依存の人は、自分を生きないで人のエネルギーを食べて生きております。人のお世話をすることで、自分の人生を満たしております。赤ちゃんのうちは良いですが、赤ちゃんもだんだんと手を離していかないといけません。

お世話される方は、だんだんと生きるエネルギーをなくして、依存的な人になっていき、自分のことをお世話できない人になります。自分を亡くしていきます。

支配されることにだんだんとお互いが苦しくなっていきます。あなたのためにと言うので受け入れ、表だって拒否できないのですが、自分の感情と行き違いが生じてきて、だんだんと苦しくなります。

共依存の愛は、このように「あなたの為」と言いながら、相手を信頼しないで、子供扱いして自分の欲求を満たして、相手を支配するようになります。

自分と相手の境界線がなくなるので、だんだんと息苦しくなります。依存症の最後も死ですが、共依存の最後も死です。相手の為と言って散々裏切られたといって、相手を殺すか、逆切れされて殺されます。

ギャンブル依存と共依存

ギャンブル依存に困っている家族は、この問題を理解していないので、一 般的な考え方や常識から行動して、どんどんと共依存に陥っていきます。糖尿病を知らないと健康のためにと一生懸命にカロリーオーバーの食事を出すのと同じように、家族はギャンブル依存の人をどんどん問題を悪化させます。

それはこの問題を知らないことと、もともと共依存の素質があったというのがその原因なのだと思います。知らないだけなら、積極的に勉強することで解決できるでしょう。ただし、素質の点では、なかなか行動を改めるのが難しい。母親は前述のように元々、共依存的素質を持っています。脳もそのようにできているようです。また、親に同じような世話好きな親がいたとか、子ども時代に何らかの理由で、人の顔色をうかがって生きる癖を身につけてしまった人は、ギャンブル依存の人が自分の生き方を変えるように、共依存の人も自らの生き方を変えていかなければ、ギャンブル依存症の人に正しい対応ができません。

ある意味で、ギャンブル依存の本人に「あなたは自分の人生をどう生きますか?」と問われているのです。

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